福岡秋のお祭りイベント「放生会」とは?
毎年9月12日~18日に開催される博多三大祭りの一つでとても大きな秋のお祭りです。
ちなみに博多三大祭りとは
春は「博多どんたく」
夏は「博多祇園山笠」
秋は「筥崎宮放生会」です。
春の博多どんたく・夏の博多祇園山笠とならび博多三大祭りに数えられる筥崎宮放生会は「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。
引用:筥崎宮公式ページより
「放生会」の読み方は「ほうじょうかい」ではなく「ほうじょうや」と読みます。
こちらは境内の「神賑い」特設ステージです。期間中は様々な神事が行われています。
また境内の中では放生会チャンポン・おはじきの展示や写真展が行われてます。
放生会近くの駐車場は?
筥崎宮では参道沿いに駐車場があるのですが放生会が開催されてる期間は参道が車両通行禁止にて入れませんので特別駐車場が用意されます。
(画像引用元:筥崎宮公式ページより)
駐車台数は約1000台で駐車料金は1日800円です(2019年時点)
放生会の期間中は交通規制や「特別駐車場」に入る車で大渋滞しますので時間には余裕持っていきましょう
近くのスーパーなどは放生会期間中30分500円という特別料金になってたりするのでご注意ください。
放生会の日程や露店(屋台)の時間は?
放生会は毎年9月12日~18日までの1週間です。
境内ではこの1週間に神事の行事が数多く行われます。
露店(屋台)の営業時間は午前10時頃~午後23時頃です。
娯楽系の露店(お化け屋敷など)開店時間は何時から!というのがないようでお昼過ぎからボチボチ開店。
閉店は、だいたい22時を過ぎたあたりから徐々に閉店していってるイメージですが、遅いところは23時過ぎても開いてるお店があります。
筥崎宮「放生会」への行き方(アクセス方法)
この記事では博多駅からの行き方(アクセス)をご紹介します。
「博多駅」
↓(天神方面行きに乗り2駅先の「中洲川端」駅へ)
「中州川端」で貝塚線に乗り換え
↓(貝塚線で「箱崎宮前駅」へ)
「箱崎宮前駅」
駅を出たらすぐ「放生会」の参道です。(写真は2番出口です)
地下鉄料金は260円です。
路線マップは下記の通りです。
少し遠回りなイメージになりますが駅から「放生会」まで徒歩0分なので地下鉄がおススメです。
放生会の名物は?
筥崎宮おはじき
放生会といえば「おはじき」です。厄をはじくという意味あいがあります。
以前、「放生会おはじき」という名で販売されていましたがあまりの人気に生産が追い付かず2017年に販売中止。
しかし2018年に「筥崎宮おはじき」という形で販売再開され購入可能となりました。
価格は霧箱入りが3000円、額縁入りが12000円です。
今回2019年の放生会で販売された「筥崎宮おはじき」は、霧箱の方が放生会開催2日目に売り切れたそうです。(額縁入りは最終日でも購入可能でした)
次回、霧箱入りが販売されるのは10月中旬ということなので購入希望の方はお早めに!
ちゃんぽん
こちらも放生会といえば?で外せない1品「ちゃんぽん」、ビードロとも呼びます
写真は露店(屋台)で販売されている「ちゃんぽん」です。
「吸ってはいけません!」なんて書いてあると、やりたくなるのはなぜでしょう?(私だけでしょうか・・)
こちらはガラス細工の楽器で吹くと「ちゃんぽん」と聞こえるのでそう名付けられたそうです。
これがちゃんぽんの音色です。
筥崎宮で販売されているものは巫女さんが絵付けしてありとても人気なので、おはじきと同じように入手困難です。
ちゃんぽんの価格は1つ3000円~9000円です。
社日餅(やきもち)
白もちとよもぎの2種類あります。
福岡では「大宰府の梅ヶ枝餅(うめがえもち)」という有名な餅があるのですが、非常によく似ています。
その違いとは!
やわらかいソフトなモチモチ感を求めるのであれば社日餅(やきもち)
社日餅(やきもち)より少し硬めの外側パリっと感を求めるのであれば梅ヶ枝餅(うめがえもち)
お値段は白もち、よもぎどちらも1個120円です。
新生姜
これも放生会では外せない1品、葉っぱのついた新生姜。
戦前は筥崎宮辺りは生姜畑だったそうで博多商人の奥様達が放生会のお土産に近所へ配っていたところから、この慣わしがあるようです。
私の祖母も近所に配っていた記憶が今でも残っています。
子供の頃は何とも思いませんでしたが、この記事を書いてて私も「なぜ生姜なんだ?」と思ったくらい今では知る人ぞ知る名物になってきてます。
価格は写真の通り小さいものは500円~形がよく大きなものは3000円で販売されています。
放生会ってどんな感じ?混雑状況は?
動画は2019年9月16日(16時頃)3連休の様子です。
1週間で100万人以上の人出があると言われているお祭りなので人が途切れるという事がありません。
16時頃はゆるりと歩ける感じの混み具合ですが、18時頃から一気に人が増えてきました。
こちらは19時頃ですが、16時頃と比べものにならない程の混み具合になってますよね。
さすが博多の三大祭り!すごい人、そして先が見えない程の露店(屋台)の数。
カップルで行くなら恋人と、はぐれないようにしっかり手を握ってくださいね!(笑)
放生会の露店(屋台)の種類は?娯楽系露店
放生会といえば露店の数です!
500軒以上もの露店(屋台)が並び屋台村になってます。
娯楽系、飲食系、雑貨系と様々な露店(屋台)があり放生会に行くと昭和のレトロ感を味わえます。
まずは娯楽系からご紹介していきます。
お化け屋敷
このマイクパフォーマンスやお店の外観はかなりレトロ感でてますよね。
写真でご紹介していくつもりでしたがこのお化け屋敷だけは、どうしてもこのマイクパフォーマンス抜きで紹介できません!
「放生会といえば?」お化け屋敷と言っても過言ではないほど、このお化け屋敷は有名なんですよ。
お化け屋敷の入場料は大人も子供も500円です。
恐怖度は人それぞれ!
私が子供の頃、このアナウンスが聞こえてくると「あそこにいかんで~!」と親に発狂してました(笑)
ゾンビ村
お化け屋敷のとなりにあるのですが、となりであのマイクパフォーマンスされてるので余計に恐怖感があります。
私の娘はお化け屋敷よりもゾンビ村の方が楽しかったということで!
恐怖度は測定不能です。
料金は大人、子供500円で幼児が400円です。
見世物小屋
こちらも放生会の名物「見世物小屋」。
パッと見はどんなお店なのか全くイメージ湧きませんよね。
私もかなり昔(20年程前)に1度入ったことあるんですが、蛇を○○る人が強烈すぎて何度も夢に出てくるほど忘れられない物を見せてくれました。
それから以降入った事はありませんが滅多に見る事ができないものを見れるので、放生会に来た思い出に1度入ってみてはいかがでしょうか?
料金は大人700円、子供500円、幼児300円です。
アーチェリー
これも滅多にできるスポーツではありませんよね?
ここでは気軽に楽しめます!
放生会に行ったら私は必ずやってます。
めちゃ楽しいですよ~風船割ったことないですが・・・
料金は7本で500円、風船を割ったら2本追加してもらえます。
クイズ迷路
こちらは入ったことがないのですがクイズ迷路と書いてあるのでその名の通り?
料金は大人500円、子供500円、幼児300円です。
エア遊具
これはあなたもよく知ってる子供の遊び場。
入れるのは4歳~10歳までのお子様だけ。
料金は300円です。
氷点下の世界
9月中旬はまだまだ暑いです。
ここで少し体を冷やして放生会を楽しんでみてはいかがでしょう?
料金は調べてるの忘れました(笑)が周辺の施設と変わらない300~500円です。
射的
お祭りと言えばやはりこれですね!
7発500円。
ヨーヨーつり、スーパーボールつり
子供はこれ好きなんですよね!
お馴染みのキャラクターがいっぱいありました。
料金は1回400円。
ボットル落し
こちらも昭和レトロ感が半端ない娯楽系の露店「ボットル落し」。
料金は1回300円です。
ボウリング
ボウリングが生まれたのはここかも?
1回300円です。
ウナギつり
料金はつり糸の強弱で変わります。
- 弱=500円
- 中=1000円
- 強=3000円
かにつり
2匹釣れたら1匹もらえ、その後は10匹釣れるごとに1匹もらえるという一見厳しそうなルールですが意外と釣れます(笑)
料金は1竿300円です。
金魚すくい
これもお祭りでは外せませんよね!
料金は500円、すくってもすくえなくも4匹もらえます。
鯉つり・ザリガニつり
鯉つりがこんな場所でできます!
料金1回300円です。
釣れなくても1匹もらえます(袋代100円)
スマートボール
パチンコの初号機とも言えるスマートボール。
台を叩いたり揺らしたりしてはいけませんよー(笑)
料金は1回200円です。
ストライクビンゴー
1回300円、全部当てることができれば景品もらえます。
私は1~9番まで全部当てれた事は1度もないです・・・
バスケ・ダーツ
1回300円です。
全部外れても何球かおまけしてもらえました。
かたぬき
1枚100円。
砂糖菓子の板に描かれた写真右側の絵を、きれいにかたぬき出来れば絵の下に書いてある金額をもらえます。
1度も成功したことはなく失敗したら、1枚100円の高級砂糖菓子を食べるのが毎年恒例です。
放生会の露店(屋台)の種類は?飲食系露店
放生会に行くと美味しい匂いに包まれ買わずにいられません。
昔からあるものや流行りもの本当に様々な飲食系露店がならんでます。
飲食系露店は定番のもの~放生会にしかないようなお店をある程度ピックアップしてご紹介させていただきます。
梅ヶ枝餅(うめがえもち)
「放生会の名物は?」でもご紹介しました梅ヶ枝餅(うめがえもち)!
これは「大宰府天満宮の名物」なんですが、福岡のお祭りには欠かせない露店です。
私は社日餅(やきもち)より梅ヶ枝餅(うめがえもち)派。
露店で食べても美味しいのですが、持ち帰ってオーブントースターでカリカリに焼いたのも絶品なんです。
お祭りに行ったら必ず買ってしまう1品です。
露店(屋台)での料金は1個120円です。
昔はその場所に行かないと買えなかったのに、今はネットでも購入可能なんです!
焼き鳥
おおよその相場は1本100~150円です。
ビッグサイズの焼き鳥になってくると1本500円が平均的です。
お好み焼き
こちらは広島風お好み焼き!
1つ500円が相場です。
焼きするめ
焼きするめってあまり見ませんよね?
お店の右側にある「するめ神社?」でビー玉を落とし、そのビー玉が入る場所でもらえる枚数が決まります。
境内のおみくじもいいですがこちらも面白いですよ。
1回200円で「吉」は1枚、「中吉」2枚、「大吉」は3枚です。
キャラクター飴
りんご飴やいちご飴は定番ですが、こちらはどうでしょう?
かわいいキャラクターの飴が1本100円で売ってます。
チーズハットグ
こちらの「チーズハットグ」は至る所でお見かけしました。
やはり流行りものはすごい人気ですね。
1本500円が相場です。
ハンバーグ
こちらも「するめ神社」ならぬ運試し!のハンバーグ。(お店の右手と左手にキティちゃんとアンパンマンの運試しがあります)
ビー玉を落として入った数字の本数分もらえますよ。
1回200円です。
トルネードポテト
これ1本で十分お腹いっぱいになりそうです。
これも今年の流行ですかね?
1本300円です。
冷凍みかん
めずらしいですよね?冷凍みかんをお祭りで見ることはないような?
カップが400円?だったと思います。
水炊き餃子
こちらも珍しいですよね。
水炊き餃子は
- 小が400円
- 中が700円
- 大が1000円
水炊きスープ餃子は
- 小が500円
- 中が900円
- 大が1200円
その他トッピングで色々あるようです。
タピオカ
タピオカも本当に流行ってますね!
私もファミマのタピオカミルクティーハマってま~す(笑)
タピオカの露店(屋台)も数多く、1杯500円が平均的なお値段でした。
放生会の露店(屋台)の種類は?雑貨系露店
お祭りでは絶対はずせない雑貨系の露店といえば?お面ですよね!
そして放生会にはその他にも色々ありますよ~
では雑貨系の露店をご紹介していきます。
お面
子供と行くとお祭りの雰囲気で買ってしまうんですよね・・・
1枚1000円でビックリお値段なのに、人気のお面がほしい~~とか言われるとですね。
みずぶえ
これも定番ですね。
お祭りの音と言えばこれ!
かわいいキャラのみずぶえがたくさんあります。
1コ600円です。
アクセサリーショップ
お祭りでアクセサリーを売ってるのも放生会だけではないでしょうか?
カップルでお立ち寄りの際はお揃いのアクセサリーなんていかがですか?
露店(屋台)以外のお楽しみスポット
放生会は露店以外にも大道芸や猿回しが無料で見物できます!
間近でこんな楽しいショーが見れるのは放生会だけではないでしょうか?
私が訪れた9月16日に大道芸、18日に猿回しが行われていましたが他にも色んなイベントが行われています。
放生会のトイレや喫煙所は?
画像のような喫煙所が設置されています。
今回私が気が付いた喫煙所は2ヶ所ありました。
そしてトイレについては参道に2ヶ所そして本殿に入る鳥居をくぐって右手の計3箇所あります。
(画像は本殿鳥居をくぐって右手にあるトイレです)
放生会の露店(屋台)マップ
放生会の露店数は約500軒というものすごい数の露店が並びます。
そして露店は「放生会はどんな感じ?」動画でご紹介した参道1本道に並んでるだけではないんです!!!
筥崎宮内の広い駐車場にも露店(屋台)が並んで道を作り、一つの町?になってるほどの凄さなんですよ。
絵が下手で申し訳ありません・・・
黄色の部分が全て露店(屋台)です。
- 参道は飲食系が多く
- 右側は飲食系と娯楽系(お化け屋敷など)
- 左側は飲食系と雑貨系
大まかですがこんな感じに露店が並んでます。
放生会の最終日はどんな感じ?露店は何時まで?
放生会最終日!平日という事もありそんなに混雑してないでしょ?と思いましたが、さすが福岡の3大祭り!
最終日の20時頃でこの状況です。
焼き鳥の露店(屋台)で何時まで営業するのか?聞いてみたところ!
「人がいなくなるまでやってるよ~!」
という事なので最終日でも恐らく23時頃まで開いてるようです。
放生会は浴衣で行っても大丈夫?
福岡では浴衣でいきたい夏の大イベント「大濠公園 花火大会」が2018年で終了し浴衣を着る機会が減っちゃいましたが!
放生会は毎年9月12日~18日まだまだ夏の残暑があり浴衣でも問題ないです。(浴衣の着納めにちょうどいいイベントですよ)
今年は浴衣率が高いように感じました。
浴衣で放生会デートもワクワクしますね。
最後に
福岡の秋のお祭り「筥崎宮の放生会」いかがでした?
私は3年に1度はこのお祭りに足を運んでいるのですが、子供の持っているものを見て時代の流れを感じます。
私が子供の頃は「ヒヨコ釣り」というものがあり、放生会の至る所でヒヨコを持ってる子供がいて「ピヨピヨ」聞こえてました。(今じゃ考えられませんが)
そして数年前に流行ったのが動物が歩いてるような風船!歩いてる子供が必ずと言っていいほどこれを持ってました。
食べ物や飲み物でも「チーズハットグ」、「タピオカ」など近年の流行りがわかります。
そしてここに来ると時代の流れを感じれると共に味わえるのが昭和のレトロ感です。
他のお祭りでは味わえない、ここにしかないものがたくさんありますので1度は足を運んでみてはいかがでしょうか?
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